- いっかん
- I
いっかん【一寒】(1)〔「一」はひとえにの意〕着物が薄くて寒そうなこと。 貧乏で生活の苦しいこと。 赤貧。(2)一度の冬。 ひと冬。II
「~ヲシノグ/日葡」
いっかん【一巻】(1)巻き物や映画フィルムなど, 巻いてあるものの一つ。(2)書物などの第一の巻(マキ)。 第一巻。~の終わり〔物語が完了する意から〕すべてが終わること。 結末がついていて, もはや手遅れであること。 万事休す。IIIいっかん【一環】〔鎖などつながっているもののうちの一つの輪の意から〕互いにつながりをもつ多くの事柄の中の一つ。IV「都市計画の~として公園をつくる」
いっかん【一竿】一本のさお。 一本の釣りざお。~の風月〔陸游「感旧」〕一本の釣りざおに俗事を忘れて, 風流を楽しむこと。Vいっかん【一管】(1)笛・筆など, 管状のもの一本。 一本の管。(2)能管の演奏形式。 笛だけで囃子(ハヤシ)事を奏するもの。VIいっかん【一貫】(1)一つの態度・方法などを始めから終わりまで通すこと。 また, ひと続きであること。「~した態度をとる」「終始~」「物理と心理とが~なものとなるでござらう/百一新論(周)」
(2)重量の単位。 約3.75キログラム。→ 貫(3)銭一千文。→ 貫VIIいっかん【一閑】(1578-1657) 江戸初期の漆工。 明(ミン)の人。 寛永(1624-1644)頃日本に帰化, 一閑張の祖として知られる。 飛来(ヒライ)の姓を名乗り, 以後子孫が代々家業を継ぐ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.